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ミラーファンドとオリジナ ル、そしてマネージドアカウント

久しぶりの講座、、なのか研究なのか良く 分からないですが、こんな話題を。

まず、下記の表を見て下さい。(以下データ元:TONEさんのマニアッ クサイト)

FUND

月次平均騰落率(%)

年リターン(%)

月次標準偏差(%)

年率標準偏差(%)

FPI_P27
Glanmore

0.934

11.803

1.292

4.477

Glanmore

1.121

14.308

1.031

3.573

MB20
Hansard Glanmore

0.781

9.785

0.885

3.065

相関係数
FPI_P27
Glanmore_property
Hansard_MB20

FPI_P27

1
0.08384
0.28534

Glanmore_property

0.08384
1
0.35777

Hansard_MB20

0.28534
0.35777
1

これはなんぞや?といいますと、FPI,Hansard のミラーファンドであるGlanmoreとオリジナルのGlanmoreの成績を過去データから引っこ抜いて比較したものです。

はい、オリジナルものに対し、オフショア生保ミラーファ ンドは得てして成績が低くなっているのが分かるかと思います。

「ミラーファンドは、別途コストとっ ているからね」

確かにこううたってありますが、想像以上にこの「オリジ ナルとの差」は大きいなぁ、と。

「え?それは単なるこのファンドだけに言える事じゃな い?」

という突っ込みを受けそうなので、もう一つ例を。

FUND

月次平均騰落率(%)

年リターン(%)

月次標準偏差(%)

年率標準偏差(%)

Baring Australia Fund

1.946
26.019
3.947
13.675

FPI_M56 Baring Australia

1.864
24.815
4.028
13.953

MC15 Hansard Barings Australia

1.855
24.674
4.11
14.237

はい、似たような結果ですね。
(ただ、上記ファンドに関しては、オリジナルもの自体にbid/offerが5%あったりするので、一概に比較は出来ないが)

ファンドによって、見えない中抜きの違いはありますが、 「2〜3%、ミラーファンドはさっぴかれている」と考える方が無難でしょう。
(ただ、細かい月次成績を見ていると、オリジナルがマイナスなのにミラーではプラスになっていたり、、と、読解不可能な点も。。単純に○%抜いている、と いう以外の形にて抜いているのかもしれません)

・オリジナルで購入出来るものは、オ リジナルで購入すべし
・中抜きの関係上、比較的リスクものへの分散のが有効

という結論が導き出せる、、でしょうか。
オフショア生保、積立てもの、だからといって否定する訳ではありません。
少額での多くのファンドへの分散という事は、オリジナルでは難しいですし、内部売買(スイッチ)においては利益の繰り延べという事出来るが為、「ならで は」という使い方が出来るのは積立て(ないしはCapitalBuilder)の魅力でしょうから。
(ハイリターンファンドにおいては、○%抜いていようが、あまり影響ないでしょうし)

が、「少なくともローリスクものばかりの分散」は、あま りメリットないよ、と。

・・・上手くまとまりませんが、取りあえず「目に見えな い中抜きの実態」が分かったので、ザザっと書いてみました。

 

<MANAGED  ACCOUNTとミラーファンド>

で、調査している時に、こんな気付きもあ りました。
同じく、抜粋。

FUND

月次平均騰落率(%)

年リターン(%)

月次標準偏差(%)

年率標準偏差(%)

AIIT_MAN01 AHL Diversified

1.486
19.361
3.913
13.553

FPI_S198 Man AHL Diversified Futures Ltd

1.223
15.703
3.396
11.765

Man AHL Diversified plc

1.486
19.361
3.913
13.553

はい、ちょっと目を疑うかもしれないですが、AIITに おいては、オリジナルと全く同じ数字となりました。

で、改めて確認した所、こんな違いを教えてもらいまし た。

************

AIITのはミラーファンドというより、厳密には Skandiaと同じ方式で、Managed Accountです。

ミラーファンド→オリジナルファンド に投資して作るファンド。
Managed Account→オリジナルファンドと同じ構成で、ファンド会社に運用を任せる分別勘定
************

まぁ、この説明からは「よく分からん!」という声が聞こ えそうですが、要するにManaged Account形式だと、中抜きはないんだよ、と。
・・・ここ、声を大にしていえば、さぞかしAIIT、他を圧倒できるのに、、と思わず思ったのでした。

<改めて積み立て比較>

まぁ、、ミラーファンドとManaged Accountの違いより、ただでさえここらを考慮しないでAIIT有利、というのは比較にて明らかになっているが為、、かくまでもないでしょうが、、、

・AIIT銘柄で満足するなら、 AIITでOK
 (満足しないなら、他へ)
・頻繁にスイッチを考えるなら、AIIT以外

こんな所でしょうか。
(唯一、スイッチに関してはAIITはスイッチごとにコストがかかるが為、例えば年1回、全銘柄スイッチ、、などすると、不利になる)
(2年に1回、全体の50%をスイッチ、ないしは4年に1度の全スイッチあたりが損益分岐点)


ミラーファンドに関しての中抜きに関して触れたのは、恐らく自分が世界初かも(笑)
って、それはいいすぎ、、か。

「見えないfee、このように存在するんだよ」

という事、知っておいて損はないでしょう。
(知っていた場合と知らない場合では、ポートフォリオ構築にも微妙に影響してくる、、かな???)

少しでも皆様の参考になれば幸いです。

では。


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